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着物を着てお出かけ、どんなことに気をつけたらいいの?

  • 執筆者の写真: ishizukaseni
    ishizukaseni
  • 2024年11月2日
  • 読了時間: 3分


着物を着てお出かけすると、気分も華やかになり、普段とは違う一日を楽しむことができますね。ただ、普段着る洋服と違って、着物を美しく着こなしながら過ごすには、いくつかの注意が必要です。ここでは、着物でのお出かけをさらに楽しむためのポイントと、失敗しないための注意点をご紹介します。



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1. 歩き方に気をつける

着物は洋服と違い、スカートのように足さばきが広くはありません。そのため、歩幅を小さくし、ゆっくりと歩くことが基本です。特に、急いで歩いたり走ったりすると着崩れしやすいため、時間に余裕を持って行動するよう心がけましょう。

  • ポイント: 足の内側を意識して、なるべく静かに着物が揺れないように歩くと上品に見えます。


2. 食事のときの注意

着物を着ていると、袖や前身頃が汚れやすいです。特に、汁物やソースがある食事は、袂に注意が必要です。袖をたくし上げることができる「たもとクリップ」を使うのもよい方法です。また、料理で着物が汚れないようナプキンや着物エプロンを使って汚れを防ぐように工夫しましょう。

  • おすすめアイテム: 食事中にさっと袖を留める「たもとクリップ」を使うと安心です。


3. 天気による着物の保護

着物でのお出かけは、天候によって大きく左右されます。特に雨の日には、着物が濡れてしまうと縮んだり汚れが定着したりする可能性があるため、対策を講じることが大切です。

  • 雨天対策: 撥水加工された雨コートを準備し、足元もカバーするために雨草履や足袋カバーを使いましょう。晴雨兼用の折りたたみ傘も便利です。


4. 座り方に注意する

着物は背中に「おはしょり」と呼ばれる部分があり、腰回りがやや厚めになっています。そのため、座るときは背もたれに体を強く押しつけず、浅めに腰掛けるのがマナーです。また、座る際に帯や袴がシワになる可能性があるため、ゆっくりとした動作で座ることを意識しましょう。

  • 座るときのポイント: 帯が潰れないように意識し、椅子に浅く座ると美しい姿勢が保てます。


5. 姿勢を意識する

着物姿では、正しい姿勢を保つことがとても大切です。猫背にならないよう、背筋を伸ばし、肩の力を抜くことで美しいラインを保つことができます。また、正しい姿勢は着崩れ防止にも役立ちます。

  • ポイント: 背筋をまっすぐに保ち、顎を少し引くよう意識すると、自然で美しい姿勢になります。


6. 公共交通機関での立ち振る舞い

電車やバスを利用する際、着物の裾や袖が他の人にぶつかることがないように気をつけましょう。また、混雑している車内では、着物が引っかからないよう、裾や袖を体に寄せておくと安心です。

  • ポイント: 人が多い場所や混雑時は、袖や裾をそっと手で抑えるようにして、周囲の人に配慮しましょう。


7. 香水の控えめな使用

和装では、香りを控えめにするのがエチケットとされています。強い香水は和の雰囲気を損なうだけでなく、他の方にも不快感を与える可能性があります。代わりに、ほんのり香るお香や自然な香りの保湿剤などを使うと、着物と調和が取れた香りが楽しめます。



まとめ

着物でのお出かけは、少しの配慮でさらに素敵なひとときを楽しむことができます。歩き方や姿勢、食事時の注意を意識することで、着崩れを防ぎ、美しい姿勢で1日を過ごせます。慣れるまでは少し大変に感じるかもしれませんが、これらのコツを取り入れると、安心して着物でのお出かけを楽しむことができるようになります。着物での外出の機会が増えることで、着物の魅力もさらに深まるはずです。



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