泥はねが付いてしまった時の対処法
- ishizukaseni
- 2024年10月25日
- 読了時間: 3分

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着物を着て外出していると、予期せぬ泥はねが付いてしまうこともあります。大切な着物に汚れがついてしまうと、焦ってしまうかもしれませんが、落ち着いて対処すれば、跡を残さずにキレイにすることができます。今回は、泥はねが付いたときの対処法と注意点について詳しくご紹介します。
泥は慎重な対応が必要
泥は不溶性の汚れであり、水に溶けにくいため、無理に拭き取ろうとすると繊維に絡まり、汚れが生地に定着してしまうことがあります。対処の際には、慎重な方法で泥を落とすことが重要です。
泥はねが付いたときの基本的な対処法
泥はねが付いたときは、次の手順に沿って対処することで、着物を傷めずにキレイにすることができます。
1. 乾かしてから汚れを落とす
泥はねがまだ濡れている場合、すぐに拭き取るのではなく、まず乾かすことが大切です。泥が乾くと繊維に染み込みにくくなるため、後で落としやすくなります。急いで対処したいときも、泥が乾くのを待つことがポイントです。
2. 乾いた泥を軽く払う
泥が乾いたら、柔らかい布やブラシで軽く払いましょう。この際、強くこすりすぎると生地にダメージを与える可能性があるので、優しく行ってください。
落としきれない場合は?
上記の手順で落としきれない泥のシミが残ってしまった場合は、無理に落とそうとせず、専門のクリーニング業者に相談するのが良いでしょう。着物専門のクリーニングでは、着物の生地に合わせた適切なシミ抜き方法で処理してくれるため、生地を傷めずにきれいに仕上げてもらえます。
泥はね対策もしておこう
予防も重要です。着物を着て外出する際に泥はねを防ぐため、以下のような対策も取り入れてみてください。
雨や悪天候を避ける着物はデリケートな生地のため、雨の日の外出を控えたり、雨具や足袋カバーなどを使用するのが安心です。
裾さばきを工夫する特に泥はねは着物の裾に付きやすいので、歩く際は裾を少し持ち上げたり、長時間の屋外活動を避けるといった工夫が有効です。
草履に気をつける。草履は泥道や湿気のある場所で滑りやすいことがあります。滑り止めがしっかりついている草履・泥はねが軽減される草履を選ぶと、泥汚れが付きにくくなるため安心です。
まとめ
泥は不溶性であるため、すぐに水に溶けず繊維に絡まりやすい特徴がありますが、適切な方法で対処すれば、跡を残さずにケアすることが可能です。もし落としきれない場合は、プロにお任せすることをおすすめします。
大切な着物を守るために、適切なお手入れと予防策を心がけましょう。
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